先週末行われた、シュタムスのコンチネンタルカップの雑感を少し。

まずは女子の結果から。

第1戦
優勝:ピンケルニッヒ
2位:クラマー
3位:ボガタイ

第2戦
優勝:クリネツ
2位:クラマー
3位:ボガタイ

ピンケルニッヒは今季初登場となったが、早速優勝。目に付いたのは、オーグメントという見慣れないスキー板を使っていたこと。(ベルクッチのサイトで画像があるので確認できる。)オーストリアの割と新しいブランドのようで、元々はクロックという名前だったらしい。アルペンの板を提供しているみたいだが、あまりそちらは詳しくないのでよく分からない。このオーグメントはこれからジャンプ業界に本格的に参入してくるのだろうか?

ボガタイを抑え、連日2位表彰台にクラマーが上がった。地元の地の利というのもあったと思うが、オーストリアもようやくヘルツルに続く若手が出てきた。

そして、クリネツが復帰。2戦目で見事優勝を飾った。ブランクの影響が冬にどう出るかは分からないが、クリネツが問題無いとすると、スロベニアはチームとしてかなり強いと思う。

続いて男子。

第1戦
優勝:竹内択
2位:パシュケ
3位:フラ

第2戦
優勝:竹内択
2位:ムランカ
3位:パシュケ

竹内択が2連勝。点差を見る限り、割と力の差を見せての連勝だったように見える。SAJとしては、ワールドカップメンバー選出に頭を悩ませる材料が増えたと思う。クリンゲンタールの成績次第では、7枠目を再び確保する可能性も残っているので、そうなれば話は早いんだけど。

パシュケやフラも表彰台に上がるなど、ベテラン勢が力を見せた大会となったようだ。

地元ながらあまり目立つことなが無かったオーストリア勢は正直さみしいと言わざるを得ない。両日ともシングル入りが1人のみだった。


今週末は、ヒンツェンバッハでひと月ぶりのサマーグランプリ。夏シーズンも終わりが近づいてきた。